皆さんこんにちは。とれおです。
「人工甘味料が入ったプロテインは健康に悪影響があるのだろうか?そのリスクを知りたい。」
「人工甘味料が使われていないプロテインにはどんな製品があり、どれを選べばいいのか迷っている。」
「人工甘味料を避けたプロテインの選び方や、効果的な摂取方法を知りたい。」
本記事は、このようなお悩み・疑問を持った方を対象に書いていきます。
人工甘味料の健康リスクについては、一概に危険だと断じることは決してできません。
適量を摂取する分には問題ないとも言えます。(国も許可して市場に出回り、多くの方が摂取しているため。)
しかし、昨今の筋トレブームで急速にプロテインが普及したのもあり、長期的な摂取リスクについては見えていない部分もある。
ゆえに、心配な方は避けた方が無難。
というのが本記事の結論です。そのうえで人工甘味料不使用のプロテインについて知りたい方は読んでいただけるとありがたいです。
この記事を書いた人
- 筋トレ好き30代サラリーマン男
- 仕事と筋トレを両立しながら5年以上
- ジムトレ、家トレを両立しながら継続してきた
基本はズボラ、仕事も忙しく、とにかく楽して身体を変えるために試行錯誤
3年間で、同等体重でウェスト -4cm と、お腹痩せ&上半身ボリュームアップに成功。
非常にスローペースですが、独学で自身のトレーニング&食事スタイルを確立。
そんな筋トレ経験をもとに、
- シンプル食生活☞極力シンプルな調理工程や自炊を避けたサービス活用でのダイエット法
- 1日30~1時間でボディメイクし、カッコいい身体を作る方法
について発信。
私と同じくとにかく仕事が忙しい、めんどくさがり、でもお腹周りが気になってきた、何とかしたい・・・
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人工甘味料が入っているプロテインについて
まずは人工甘味料とは何者か、どんな目的で使われるのか、その種類といった基礎から書いていきます。
そして、人工甘味料を摂取することへのリスク度合いについて、すでに発表されている報告を交えながら紹介していきます。
人工甘味料とは
人工甘味料とは、砂糖に代わる甘味を提供するために開発された化学的に合成された物質の甘味成分のことを指します。
これらの甘味料は、糖分の摂取を控えたい人々や、低カロリー食品を求める人たちに広く利用されています。
特に、ダイエットや健康管理を目的とした食品や飲料に多く含まれており、その使用は年々増加傾向にあります。
しかし近年、人工甘味料の健康リスクについての懸念が高まり、多くの人々がその影響を気にするようになっています。
人工甘味料が使われる目的
人工甘味料が使用される主な目的は以下の通りです。
- カロリーを抑えつつ、甘みを付与する
- 大量生産によるコスト削減
通常、砂糖は1グラムあたり約4キロカロリーを含んでいますが、人工甘味料はその数百倍もの甘味を持ちながらも、カロリーがほとんどないか、極めて少ないのが特徴です。
これにより、砂糖を使わずに食品や飲料に甘味を加えることが可能となり、ダイエット飲料や低カロリー食品の製造が実現しています。
コカ・コーラゼロは皆さんご存じのゼロカロリー飲料ですが、人工甘味料が使われています。
また、人工甘味料は天然の甘味料(砂糖など)と比べて大量生産しやすいですから、コストを削減できます。
よって企業側としては材料費を抑えられ、安く提供できるためたくさん購入され、利益を得られるというメリットがあるのです。
我々消費者からしても安く手に入れられるのはうれしいですしね。
ただし、人工甘味料にはデメリットも存在します。
例えば、一部の人工甘味料には独特の後味や苦味があり、これが嫌われることがあります。
また、健康への長期的な影響についてはまだ不明確な部分も多く、特に大量摂取に関してはリスクが懸念されています。
皆さんが気にしているのは長期的な摂取による健康影響に関してだと思います。
私は医師でもないため、ここで健康影響を結論付けることはできません。が、国際がん研究機関(IARC)が近頃発表した健康リスクに関する報告(詳しくは後述します)もあり、不安な方は避けるのが無難なのではないか、と考えています。
もう少し人工甘味料について書かせていただき、不安な方に向けて人工甘味料不使用のプロテインについても詳しく語っていきますので、読み進めてもらえたらと思います。
人工甘味料の種類
人工甘味料には、いくつかの主要な種類が存在します。これらの甘味料は、それぞれ異なる特性を持ち、食品や飲料に応じて使い分けられています。
アスパルテーム
アスパルテームは、砂糖の約200倍の甘味を持ち、カロリーはほとんどありません。一般的には、飲料やガム、キャンディなどに広く使用されていますが、熱に弱いため、焼き菓子には不向きです。
また、アスパルテームは消化されるとアミノ酸に分解されるため、フェニルケトン尿症という代謝異常を持つ人は摂取を避ける必要があります。
アセスルファムカリウム
次に、アセスルファムKがあります。この甘味料は、アスパルテームと同じく、砂糖の約200倍の甘さを持ちますが、熱や酸に対して非常に安定しており、飲料やデザート、加工食品に広く利用されています。
ただし、苦味があるため、他の甘味料と組み合わせて使用されることが一般的です。
スクラロース
さらに、スクラロースも代表的な人工甘味料です。スクラロースは砂糖の約600倍の甘味を持ち、カロリーがゼロです。熱に強いため、焼き菓子や料理など、広範囲に使用されています。スクラロースは、特にダイエット食品や飲料で人気があります。
プロテインに使われている人工甘味料としては、このスクラロースが多いです。
その他にも、サッカリンやサッカリンナトリウムなどが存在しますが、これらは特定の用途や地域で使用されています。
以上のように、人工甘味料には多くの種類があり、それぞれの特性に応じて使い分けられています。
しかし、これらの甘味料の健康への影響についてはまだ研究が進行中であり、消費者としてはそのメリットとリスクを考慮し、適切な判断をすることが重要です。
人工甘味料はダメなのか?
人工甘味料についての議論は多岐にわたり、その安全性についてはさまざまな意見があります。人工甘味料の使用は、カロリーを抑えつつ甘味を楽しむことができるという利点がありますが、一方でその健康リスクに対する懸念も根強く残っています。
以下ではそのリスクについて少し深掘っていきます。
アスパルテームはリスクがあると公式に発表された
アスパルテームは先述した通り広く使用されている人工甘味料の一つで、砂糖の200倍の甘さを持ちつつもカロリーがほとんどないため、低カロリー食品や飲料に多く使われています。
しかし、2023年には国際がん研究機関(IARC)がアスパルテームを「グループ2B」に分類し、「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」と評価しました。
この報告は多くの消費者に不安を与え、アスパルテームの摂取を避ける動きが一部で見られるようになりました。
少なくともアスパルテームが使用されているプロテインサプリメントは避けることをおススメしたいと思います。
※私が確認した限り、国内で手に入るメジャーなプロテイン製品はアスパルテームが含まれていないですが、購入の際は栄養成分表を確認することをおススメします
心配なら避けるのが無難
アスパルテーム以外のその他の人工甘味料に関する健康リスクについてはまだ完全に解明されていない部分が多くあります。
そのため、人工甘味料の使用に対して不安を感じる方は、これらの成分を含む製品を避ける方が無難です。
特に、長期的な健康リスクを考慮すると、人工甘味料不使用の製品を選ぶことで、将来的な不安を軽減できるかもしれません。
選択肢が豊富にある今、自分の健康を守るために慎重な選択を心がけることが重要といえるでしょう。
人工甘味料不使用のプロテインを入手する方法
ここまで人工甘味料の種類やリスクについて書いてきました。
もちろん、人工甘味料も過度に摂取しなければ深刻な健康リスクは高くないと思います。
とはいえ、現時点で見えていない健康リスクが後々判明するという可能性もゼロではありません。
(私個人の意見ですが、人工的に作られた食品は、基本的に疑ってかかるくらいが良いと思っています。)
ここからは不安な方に向けて、人工甘味料不使用のプロテインを列挙していきます。
人工甘味料が使われていないプロテイン
甘みがそもそもないプロテイン
まず、人工甘味料が使われる目的は甘みを出すためです。そのほうが好んで飲む人が多いからですね。
つまり人工甘味料を避けるならば、目的の逆、そもそも甘みが含まれていないプロテインを選ぶのが素直な選択肢になります。
例えば以下のFIXITプロテインは甘味成分を含んでいない代表的なプロテインです。(もちろん、砂糖も含まれていません。)
その他、マイプロテインの「ノンフレーバー」味を選択するのも良いでしょう。
「とはいえ、甘みがないプロテインは美味しくないし、気が引けるな・・・」
「甘みなしプロテインは意識が高すぎる・・・」
そんなあなたに、天然由来の甘味料「ステビア」や「ラカンカ」を使用した、人工甘味料不使用だけど甘みがしっかり感じられるプロテインを紹介していきます。
uFit ホエイプロテイン
天然の甘味料「ステビア」を使用しており、溶けやすさにこだわって作られたプロテインです。
また、乳酸菌配合も独自のポイントで、腸内環境の整えに役立ってくれます。
全5種のフレーバーは、甘い系チョコ、甘さ控えめ抹茶、フルーティなリンゴ風味など、幅広い好みに対応しているので、好みの味もきっと見つかります。
以下の記事で詳しく解説しています。
ウルトラプロテイン
こちらはドラッグストアなどで見かけることもあるかと思います。
天然由来の甘味料「ステビア」を使用しています。
味は、他のプロテインと比べて甘みがちょっと控えめな印象です。(チョコレート味)
NORM
NORMプロテインもステビアを使用したプロテインです。
上記のウルトラプロテインよりも甘みがしっかり感じられますが、決して甘すぎず、自然な味わいが気に入っています。
チョコレート、ヨーグルト、イチゴ、抹茶、ピーチなど豊富なフレーバーがあることも魅力です。
マザーブレンズ
【マザーブレンズ】と呼ばれるこちらの商品は、オートミールとビタミンミネラルを含有、人工甘味料不使用の健康意識の高い方にピッタリのプロテインです。
人気筋トレ系YouTuber:Tesa氏が監修しています。(YouTubeチャンネル:メトロンブログ)
味も抜群に美味しいです。以下の記事で詳しく実食レビューをしていますので、ご覧ください。
ザ・プロテイン
ザ・プロテインは、皆さんご存じのなかやまきんにくんがプロデュースした商品で、「ラカンカ」と呼ばれる天然由来の甘味料を使用しています。
少し値段は張りますが、あのきんに君がこだわりぬいて作ったプロテインなので、人工甘味料不使用以外にも多くのメリットがある商品です。
(タンパク質濃度や、吸収率など。)
気になる方は商品説明を見てみてください。
メジャーなプロテインは人工甘味料を使っているものが多い
皆さんがよくご存じであろう、代表的なプロテインは人工甘味料を使っているものが多いです。
プロテイン名 | 使われている甘味料 |
---|---|
SAVAS | アセスルファムK(人工)、スクラロース(人工) |
マイプロテイン | スクラロース(人工) |
ビーレジェンド | スクラロース(人工)、ステビア(天然) |
エクスプロージョン | スクラロース(人工)、ステビア(天然) |
バルクス | アスパルテーム(人工)、スクラロース(人工)、Lフェニルアラニン化合物(人工) |
再三申し上げていますが、 人工甘味料を使っている=飲んだら確実に危険 ではありません。
あくまでも不安なら避けるのが無難なのであって、本当に危険なら国が製造販売することを許可しないはずです。
私自身も人工甘味料を含んだプロテイン、不使用プロテイン両方を飲んでいます。
例えばエクスプロージョンのようなステビアとスクラロースを組み合わせているものを選ぶのも良いかもしれません。
(コスパは抜群です。)
結論、気になる方は避ける方が無難、程度に考えておいてください。最後は自己責任となります。
サプリに頼りすぎず、食品からのタンパク質摂取が理想
最後に、プロテインはあくまでサプリメントでありますので、頼りすぎないようにするのも人工甘味料への不安対策の一つです。
鶏肉や魚、大豆などの食品から摂れるのが理想です。
食品から摂り切れない分を、プロテインサプリメントで補うという前提を理解しておきましょう。
どれくらいのタンパク質を一日に摂ればいいのかについては以下の記事で解説しています。
人工甘味料不使用のプロテインについて総括
この記事を通じて、人工甘味料不使用のプロテインに関する理解が深まったと思います。
健康リスクを回避しつつ、効果的にタンパク質を摂取するためには、信頼できる製品を選ぶことが大切です。
もし不安を感じている方や、より安心してプロテインを摂取したいと考えている方は、ぜひ紹介したプロテインを試してみてください。
個人的なイチオシはNORMプロテインとマザーブレンズです。普通に味が美味しいからです。
自分に合った選択をすることで、健康的なライフスタイルを、より充実させる一歩を踏み出しましょう。
本記事の内容は以上です。お読みいただきありがとうございました。
食事方法に悩む方へ
ボディメイクにおける大切な3要素は、
- トレーニング
- 睡眠
- 食事
です。どれも等しく大切ですが、特に注意すべきなのは、食事です。
何を、どれだけ食べればいいのか?正しい食事を習慣として続けるにはどうすればいいのか?
30代男性を想定して、食事ガイドを以下の記事で解説しました。食事方法に悩む方は、ぜひ参考にしてみてください。
特に忙しいサラリーマン、食事準備も正直めんどくさい、そんな方も想定して自炊しないパターン含め紹介してます。