ベンチプレスはどこに効く?鍛えられる筋肉と効果を解説します

※本記事には広告が含まれています

皆さん

「ベンチプレスって結局、どこの筋肉に効いてるの?」
「胸に効かせたいのに、なぜか肩や腕ばかり疲れてしまう…」
「正しいやり方や効果的なフォームが知りたいけど、どうすればいいのか分からない」

本記事ではこのようなお悩みを抱えた人に向けて、以下の内容を解説します。

本記事のポイント

  • ベンチプレスで主に鍛えられる筋肉の部位と役割がわかる
  • 胸に効かせるための正しいフォームと意識すべきポイントが理解できる
  • 肩や腕ばかりに効いてしまう原因とその改善方法がわかる
  • 効果的に重量を伸ばすための具体的なトレーニング戦略が学べる

この記事を書いた人

  • 筋トレ好き30代サラリーマン男
  • 仕事と筋トレを両立しながら5年以上(ジムトレ、家トレ両方)
  • ズボラでめんどくさがりな性格
  • 5年ほどで体重同等でウェストが絞られた、それなりの身体をゲット

途中何度もモチベの波に飲まれてはしがみつき、なんだかんだ習慣化。

そんなズボラでボチボチトレーニーなわたしが、自分なりにたどりついた

  • シンプル食生活、シンプルなメニュー(上半身主体)でカッコいいボディメイク

について発信。

私と同じくとにかく仕事が忙しい、めんどくさがり、でもカッコいい身体は欲しい・・・

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ベンチプレスはどこに効くのか

ベンチプレスで鍛えられる部位、あわせてベンチプレス中心に鍛えた私の身体を示します。

ベンチプレスに取り組むことでどんな身体になるのか、イメージをつけてもらえたらと思います。

ベンチプレスで鍛えられる筋肉

ベンチプレスで鍛えられる主な部位
ベンチプレスで鍛えられる主な部位

ベンチプレスは、上半身を効率的に鍛えたい方にとって非常に優れたトレーニング種目です。多関節運動であり、複数の筋肉を同時に使うため、筋肥大や筋力アップにおいて高い効果が期待できます。

画像の通り、ベンチプレスでは主に3部位の筋肉が鍛えられます。

  • 大胸筋:メイン
  • 三角筋前部:サブ
  • 上腕三頭筋:サブ

大胸筋:メイン

まず、最もベンチプレスの効果が現れやすいのが大胸筋です。大胸筋は胸全体を覆う大きな筋肉で、腕を内側に引く動作を主に担います。バーベルを胸から押し上げるとき、この大胸筋が強く収縮し、筋肉に高い負荷がかかるため、厚みのある胸板を作ることができます。

このため、男性であればTシャツを着たときの迫力あるシルエット、女性であればバストラインのリフトアップや姿勢の改善といった効果も期待できます。

三角筋前部:サブ

次に鍛えられるのが肩の筋肉、特に三角筋の前部です。三角筋前部は、腕を前方に押し出す動作をサポートする役割を持っています。ベンチプレスでは、バーベルを上に押し上げる際に自然と三角筋前部が動員され、肩まわりの筋力や安定性を高めることができます。

また、三角筋を鍛えることで肩幅を大きく見せることができ、逆三角形の上半身シルエットを作ることが可能になります。上半身全体のバランスを整える上でも、重要な部位のひとつです。

三角筋前部を鍛える特化種目としてショルダープレスがありますが、ベンチプレスで高重量を扱っている場合は十分な刺激が入り、そこまで重点的に取り組まなくても良いという説があります。

メロン肩を作りたいなら、サイドレイズで三角筋中部を鍛えるのが良いかもしれません。

とはいえショルダープレスも三角筋を鍛える重要な種目ですので、余裕があるならしっかり取り組みたい種目には変わりありません。

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上腕三頭筋:サブ

ベンチプレスで欠かせないもうひとつの筋肉が、上腕の裏側にある上腕三頭筋です。バーベルを持ち上げる際、肘を伸ばす動作においてこの筋肉が使われます。上腕三頭筋を鍛えることで、腕の後ろ側が厚みに持たせ、太い腕を演出することができます。

ベンチプレスで三頭筋を鍛え、カール種目で二頭筋を鍛えれば、太く逞しい腕を手に入れることができるでしょう。

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体幹と補助筋群

ベンチプレスは一見すると胸や腕のトレーニングに見えますが、実は体幹も重要な役割を果たしています。体幹をしっかりと固定することで、ブレのないフォームで安全に高重量を扱うことができます。

さらに、背中の筋肉(広背筋や脊柱起立筋)、肩のインナーマッスル(腱板)、さらには脚の安定性も間接的に関わってくるため、全身の筋力が連携して動作を支えていることがわかります。

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ベンチプレスで鍛えた身体

次に私自身の身体で、ベンチプレスに取り組んだらどうなるかを示していきます。

ベンチプレスメインで鍛えた身体
ベンチプレスメインで鍛えた身体

これでベンチプレスがMax95kg挙がる身体です。

毎回トレーニングのはじめはベンチプレスに取り組み、重量を真剣に追いかけているのもベンチプレスのみです。

加えて、2種目目以降には懸垂、ローイング、サイドレイズあたりにも取り組んでいます。

大胸筋はもちろんですが、三頭筋もしっかり発達しているように思います。三頭筋に特化した種目は特に取り入れていませんが、ベンチプレスだけで十分に鍛えられていることが分かります。

この身体を見てどう思われるかは人それぞれだと思いますが、個人的にはベンチプレスメインで、それなりに見栄えのある身体にはなってきたのではないか、と思っています。

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ベンチプレスはどこに効くのか分かったら

ベンチプレスで主に鍛えられる部位を解説してきました。

ここからはベンチプレスの正しいフォーム、腕や肩に効いてしまう場合の対処、重量の伸ばし方など、より深掘った情報をシェアしていきます。

ベンチプレスの正しいフォーム

ベンチプレスで効果を最大限に引き出すには、正しいフォームで行うことが何よりも重要です。誤ったフォームは筋肉への刺激が減るだけでなく、肩や肘を痛める原因にもなります。ここでは、初心者でも理解しやすいように、正しいフォームのポイントを解説します。

ステップ1:セットアップの姿勢

まずはベンチに仰向けになり、足裏をしっかり床につけて安定させましょう。腰は軽く反らせ、自然なアーチを作ります。このとき、肩甲骨をしっかりと寄せて固定するのがポイントです。肩がベンチから浮かないよう注意してください。

ステップ2:バーの握り方

バーベルは肩幅よりもやや広めに、オーバーハンドグリップ(手のひらを前に向けて握る)で握ります。手首は立てず、やや寝かせた状態で、バーを手のひらの中央〜下部で支えると安定します。親指はバーの下にしっかり回して、安全性を確保しましょう。

ステップ3:バーの下ろし方と挙げ方

バーベルをラックから外し、胸の真上にバーを構えます。息を吸いながらゆっくりとバーを胸の中央、みぞおちあたりまで下ろします。

このとき、バーをまっすぐ下すのではなく、斜めに下ろしてくるのがポイントです。みぞおちから乳首のラインを目安に下すと良いでしょう。

まっすぐ下ろそう(胸の上部めがけて下す感じ)とすると肩や腕に負荷が逃げ、大胸筋に効かせられない原因となりますし、肩への負荷が高まりケガの原因ともなります。

バーが胸に触れたら、息を吐きながら元の位置まで押し上げます。この動作を反復しますが、反動を使わず、常にコントロールした動作を心がけるのが理想です。

フォームで意識したい5つのポイント

  1. 肩甲骨をしっかり寄せて胸を張る
  2. 肩を下げて肩関節への負担を減らす
  3. バーはみぞおちに向けて下ろす
  4. グリップは手首が寝ないように固定
  5. 腰のアーチを自然に保ち、お尻はベンチにつけたまま

このような正しいフォームを守ることで、狙った筋肉にしっかりと負荷をかけることができ、安全にトレーニングを続けることができます。

ベンチプレスフォームの注意点

・バーが胸(みぞおち付近)に触れる位置まで下ろす

大胸筋をしっかりストレッチさせるためにも、バーは胸に触れる位置までしっかりおろしましょう。

浅い位置までしか下ろさないと、扱える重量は多少上がりますがストレッチが不十分なので、筋トレ効果も十分に得られません。

・バーが胸に触れ、バウンドさせすぎない(反動を使わない)

逆にバーを胸まで下ろしたとき、バウンドさせすぎると反動を使っていることになるのでこちらも筋トレ効果を十分に得られません。
多少バウンドするのは良いですが、あまりにも過剰なバウンドは避けましょう。

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ベンチプレスが胸に効かない場合

ベンチプレスは胸の筋肉(大胸筋)を鍛える代表的な種目ですが、「なぜか肩や腕ばかりが疲れてしまい、胸に効いている感じがしない」という悩みは非常に多くの人が抱えています。ここではその原因と対処法について解説します。

肩に効いてしまう場合

肩に効いてしまう一番の原因は、肩の位置と動かし方にあります。特に、肩が上がってしまったり前に出てしまっていると、負荷が三角筋に逃げてしまい、大胸筋への刺激が弱まってしまいます。

このような場合は、まず「肩甲骨を寄せる」意識を持つことが重要です。

胸を張るように背中をアーチ状にして仰向けになり、その後、肩をグリグリ動かしながら肩甲骨同士を寄せていくイメージです。

ラックアップする際、バーベルが高い位置にあるとせっかく寄せた肩甲骨の位置がズレてしまいます。

バーベルの初期位置は、ひじを曲げた状態でつかめる高さに設定するとよいです。

そしてラックアップする際は肩を動かさず、曲げたひじを伸ばす動作でスタートポジションに持ってくるようにすると、肩甲骨を寄せたままベンチプレスの動作に入ることができます。

肩をすくめる動作はNGです。肩甲骨を寄せてロックすることで、肩が固定され、大胸筋に集中したトレーニングが可能になります。

腕がつかれる場合

腕、特に上腕三頭筋が先に疲れてしまう場合は、バーの握り方や動作中の意識が原因になっていることが多いです。バーを強く握り込みすぎたり、肘を伸ばす動作に意識が向きすぎてしまうと、腕の力で挙げようとしてしまい、大胸筋への負荷が逃げてしまいます。

とれお

このような場合腕で持ち上げるのではなく、大胸筋の収縮でバーを持ち上げる意識をすると、改善すると思います。

大胸筋は肩関節の水平内転で働くため、腕ではなく胸を使ってバーを動かすイメージを持つと、効かせたい部位にしっかり刺激が入ります。

重量が伸びているならそこまで気にしすぎる必要はない

先にも書きましたがベンチプレスは複合関節運動であり、大胸筋以外にも肩や腕の筋肉が関与するのが自然です。そこまで神経質にならなくても良い部分はります。

そしてベンチプレスで高重量を扱うには、大胸筋にしっかり効かせるフォームが身についている必要があります。

重量が順調に伸びているなら、大胸筋をメインに正しく効かせられている証拠なので、そこまで気にしすぎなくても良いでしょう。

重量が停滞した際に、正しく効かせられるフォームになっているか、見直すタイミングと捉えましょう。

重量停滞はフォーム以外の要素もありますので、注意は必要ですが。

ベンチプレスのよくある質問

ここでは、ベンチプレスに関する初心者や中級者からの「よくある疑問」に答えていきます。トレーニングを続ける中で感じやすい悩みや、よく検索されるトピックに対して、根拠を交えて解説します。

ベンチプレスは意味がない?

結論から言えば、ベンチプレスは「非常に意味があるトレーニング」です。特に上半身の筋力をバランスよく強化したい場合には欠かせない種目です。

前述の通り、ベンチプレスでは大胸筋だけでなく、三角筋前部や上腕三頭筋、さらに体幹までもが関与します。このような多関節運動は、筋力の向上や筋肥大、そして全身の連動性を高めるのに非常に効果的です。

一部で「意味がない」と言われるのは、フォームが間違っていたり、胸以外の部位に効いてしまうことに原因があります。しかし、正しいフォームで行えば、むしろ短期間で成果が出やすい種目のひとつです。

ベンチプレスが弱い人の特徴は?

ベンチプレスが苦手な人には、いくつかの共通点があります。
まず一つは、肩甲骨や体幹をうまく固定できていないこと。これは「ベンチプレスが胸に効かない場合」のセクションで解説したように、安定性が低いフォームでは力が逃げてしまい、重量が上がりません。

次に、押し上げる動作に必要な三頭筋や前部三角筋の筋力不足も大きな要因です。胸だけを鍛えていても、これらの補助筋が弱ければ、ベンチプレス全体のパフォーマンスは上がりません。

わたしはベンチプレス以外に懸垂やショルダープレスにも取り組んでいます。

伸びない人はこういった種目を導入して大胸筋以外にもフォーカスしましょう。

また、重量設定が適切でないケースも見られます。いきなり高重量に挑戦するより、自分の筋力レベルに合った重量からスタートし、段階的に増やしていくことが重要です。

まずは10回×3セットこなせる重量を見つけて、徐々にレベルアップしていきましょう。

ベンチプレスは何キロからすごい?

「何キロからすごいのか」はよく聞かれる質問ですが、これは体重やトレーニング歴によって異なります。

一般的には、自分の体重の1.5〜1.6倍の重量を挙げられると、上級者レベルと見なされます。

例えば、体重60kgの人であれば、90〜100kgのベンチプレスが挙がれば「すごい」と言ってよいでしょう。
ただし、重量だけがすべてではありません。前述の通り、ベンチプレスは複数の筋肉を使う種目なので、総合的なフォーム、安定性、そして継続力も重要です。

一方で、筋肥大が目的ならば必ずしも高重量を扱う必要はありません。10~12回がギリギリできる中重量でしっかり追い込むことで、筋肉の発達にもつながります。

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ベンチプレスを伸ばすためのコツ

ここからはベンチプレスを伸ばすためのコツを、わたしの経験をベースにお話ししていきます。

ベンチ70kgを目指すアプローチ
ベンチプレスを伸ばすためのコツ

わたしの経験上、上から順に優先度高く試してほしいと思う項目になっています。

順に解説していきます。

頻度を上げる

伸び悩んでいる人は、まずはベンチプレスに取り組む頻度を上げることを検討してみてください。

頻度を上げることで、

  • 筋肉へかける負荷量を増やし、筋肥大を狙う
  • 取り組み量を増やすことでベンチプレスの熟練度を高める

という効果を狙います。

オーバートレーニングになってしまうのではないか?と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、

1日おき、週に3~4回くらいの頻度

までなら上げても問題ないというのがわたしの経験から言えます。

ただし、1日あたりのベンチプレスのセット数はせいぜい4~5セットにとどめるのがおススメです。

大胸筋全体としても、1日あたり10セットまでにとどめくことを推奨します。

1日で大胸筋をやりすぎると疲労が蓄積し、次回のトレーニングのクオリティが下がる恐れがあるためです。

とれお

最近のわたしは大胸筋はベンチプレスだけを4~5セットこなし、それ以外は背中や肩の種目を行うという、高頻度全身トレーニングのルーティンを組んでいます

高頻度全身法については、以下の記事で解説していますので、参考にしてみて下さい。

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徐々に負荷を上げていく

頻度を上げて適切なボリュームを稼げているなら、次は扱う重量を徐々に上げていくことが大切です。

負荷の上げ方については次のセットの組み方の部分で解説します。

ストレートセットで組む

筋トレ種目のセットの組み方には、たくさんのパターンが存在します。

わたし自身も様々なプログラムを試してきました。その経験上、

10回3セットのストレートセット

で組み立てるのが最も素直で取り組みやすいと考えます。

とれお

1セット目、2セット目で力を出し過ぎて、3セット目で10回挙がらない・・・
このような現象はよくあることかと思いますが、
3セット目で10回がぎりぎり挙がる重量でセットを組む(1~2セット目は余裕をもって10回をこなす重量を設定する)
のが、10回3セットのストレートセットです。

1セットあたり10回にする理由は、8~12レップが筋肥大、筋力向上両方にリーチできるレップ数であるという一般論からきています。

人によって合う、合わないはあるかと思いますので、8レップか、12レップか、このあたりはご自身で取り組みながら落とし込んでいくことをおススメします。

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重量の上げ方は、

3セット目で1~2回余裕をもって挙げられるトレーニングが2回続いたら、次回から+2.5kg重量を上げる

正解はありませんが、わたしはこのような基準で取り組んでいます。参考にしてみてください。

いずれにせよ、「3セット目で余裕をもって10回こなせる」基準をご自身で設定して、重量を上げていくことが大切です。

ここまでがベンチプレスを伸ばすためのアプローチの本線です。再度まとめます。

ベンチプレスを伸ばすために

  • 10回3セットのストレートセットで取り組む
  • ベンチプレスに週10セット以上取り組む
  • 1日あたりアップを含めて4セット程度となるので、週に3日はベンチプレスに取り組むと良い
  • 3セット目で余分に2回挙げられるトレーニングが2回続いたら、+2.5kgする
とれお

このルーティンを組んで取り組めば、初心者の方はそれなりに伸びていくのではないかと思います。
もちろん個人差はあるかと思いますが、伸び悩んでいる方は試してみてください。

ここからは重量をより効率的に上げるために使える小技について紹介していきます。

重量を上げるためのプラスアルファ

アプローチプラスアルファ

ここまではベンチプレスを伸ばすための王道的なアプローチを書いてきました。

皆さん

「もっと効率的に重量を上げるコツのようなものがあれば知りたい」

と思われる方向けに、重量アップのためのプラスアルファのコツを書いていきます。

クレアチンを摂取する

重量アップを狙いたいなら、真っ先に試してほしいのはクレアチンの摂取です。

世の中にはたくさんのサプリメントが存在しています。筋トレにおいても同様です。

サプリメントの中には科学的根拠が乏しいにも関わらず、企業の巧みなマーケティング手法によって一定の地位を築いているものが多くあります。

そんな中、クレアチンは科学的根拠がしっかり認められているサプリメント1つです。

クレアチンの効果

クレアチンはもともと私たちの体内、特に筋肉に存在する天然の物質です。食事では、主に肉や魚に含まれています。
クレアチンは、筋肉が「瞬発的に強い力を出す」ためのエネルギー源である ATP(アデノシン三リン酸) を再合成するのに必要不可欠な物質です。つまり、クレアチンが多いと、筋肉は短時間で大きな力を出しやすくなるのです。

ステロイドのような禁止薬物でもないため、我々一般人でも手軽に摂取できます。

摂り方は一定量を摂取(ローディング)してから量を下げて日々継続的に摂取していくのが一般的ですが、わたしはローディングなどは意識していません。

とれお

重量アップを狙うぞ、と意気込んだタイミングで摂取を開始します。
毎日1スクープを摂取、初めて摂った時は1週間で5kgほど重量アップした経験があります。

クレアチンは粉っぽさが苦手、という方が多いと思います(わたしもそうです)が、以下のハルクファクターのものは粉っぽさがなく、非常に飲みやすいのでおススメです。

ギアを使う

次に、トレーニングギアを使うことです。

グリップやベルトなど、ギアは多種多用なものがありますが、ベンチプレスで有用なのは、

リストラップ

になります。

リストラップとは、手首を補助するサポーターのようなギアです。

ベンチプレスで高重量を扱うためには手首の安定性が大切になります。手首がふらふらしていると腕全体が震えてしまうような状態となり、それを支えるために筋力を消費し、結果扱える重量が下がります。

リストラップで手首を固定することで腕全体の安定性が向上し、より高重量を扱えるようになる可能性があります。

また、手首そのものを痛めてしまうこともよくあるベンチプレスですが、リストラップでそのケガ予防にもつながります。

とれお

わたしは手首を痛めたときにリストラップを使い始めましたが、重量もアップした経験があります。
以来、ベンチプレスの時は必ずリストラップを使っています。

☟おすすめのリストラップは以下☟

また、腹圧を高めるためにトレーニングベルトもあると良いでしょう。

お腹にグッと力を入れることで腹圧を高め、より高い筋力を発揮できる可能性があります。

ただしベンチプレスにおける腹圧の必要性は賛否ありますので、こちらはそこまで強くおススメする、というわけではありません。

ただしスクワットやデッドリフトのような種目を行う際は腹圧が重要ですし、腰のケガ予防にも役立つので、トレー二ーなら持っておいて損はないと思います。

体重を増やす

体重を増やすことも使用重量を上げるためには大切な要素です。

大前提、体重を減らしながら重量を増やす、つまり、体脂肪を減らしながら筋肉を増やす(リコンプと言う)、のはかなり難しいことを理解してください。

重量を伸ばしたいなら体重は増やす、つまり、オーバーカロリー状態を保つことが大切です。

とはいえ適当に食べまくれば良い、というわけでは当然ありません。

PFCバランスを適切に保ったうえで、自身のメンテナンスカロリーを適切に上回る(大幅に上回らない)ことが大切です。

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カロリー計算はめんどくさい、でも食事内容は見直したい

こんな方は、とりあえず

揚げ物、お菓子、スイーツを減らして、タンパク質を増やす

ことを意識してください。

揚げ物やジャンクフードを減らした分の空腹は、ご飯やタンパク質で満たすように意識すると、イイ感じに筋肉がついていくかもしれません。

タンパク質を増やすための手っ取り早い手段は、プロテインサプリメントを活用することです。

以下の記事を参考にしてみてください。

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プロから習う

最後は、プロから習うことです。

この記事を書いているわたしは、あくまでも趣味の範囲で筋トレをして、趣味の範囲でこのような記事を書いている人間です。

プロの知識・経験に勝ることはありません。

本気で重量をアップしたい、停滞している、このような方はやはりプロの指導を受けることが最も合理的な手段となります。

ただしプロから習うには一定のお金を支払う必要があります。決して安くはありません。

以下の記事ではパーソナルジムをコスパや口コミ、サービス内容、トレーナーの質など幅広い視点で紹介しています。

興味のある方はご覧ください。

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ベンチプレスはどこに効くのかについて総括

記事のポイントまとめ

  • ベンチプレスは大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋を同時に鍛えられる効率的なトレーニング種目
  • ベンチプレスは体幹や背筋、脚の安定性も関与する全身運動である
  • ベンチプレスに継続的に取り組むことで、上半身に迫力が出る身体づくりが可能になる
  • 正しいフォームでは肩甲骨を寄せ、バーをみぞおちに向けて斜めに下ろすことが重要
  • バーが胸に触れる位置まで下ろし、反動を使わずコントロールした挙上が理想
  • 肩に効いてしまう場合は肩甲骨の固定が甘く、ラックアップ時の姿勢に注意が必要
  • 腕が疲れる場合は肘の意識と握り方を見直し、大胸筋主導で動作を行う必要がある
  • ベンチプレスは複数筋肉が関与するため、重量が伸びていれば効かせ方を気にしすぎる必要はない
  • ベンチプレスが弱い人は体幹や三頭筋の筋力不足、または頻度・重量設定が不適切である場合が多い
  • ベンチプレスは体重の1.5倍程度を扱えると上級者とされ、筋肥大には中重量×高回数も効果的
  • 頻度・セット数・段階的な重量増加を意識したストレートセットが伸ばすための基本戦略である
  • クレアチン摂取やリストラップ活用、体重増加、プロ指導なども効果的な補助施策となる

ここまで読んでいただきありがとうございます。ベンチプレスで鍛えられる部位や正しいフォーム、重量を伸ばすための具体的な方法まで、一通り理解できたのではないでしょうか。

筋トレは正しい知識と継続が何よりも大切ですが、成果をさらに高めるためには「環境づくり」もポイントです。

たとえば、クレアチンやプロテインを取り入れることで、トレーニングの質や回復効率が大きく変わります。私自身もクレアチンを飲み始めてから明らかに扱う重量が伸びましたし、プロテインは食事だけでは足りない栄養をカバーするうえで欠かせません。

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また、手首を守りつつ安定感を高めるリストラップや、フォームの安定と腹圧強化に役立つトレーニングベルトも、重量が増えてきた方には特におすすめです。

いまの頑張りを無駄にしないためにも、必要なサポートはうまく取り入れて、ベンチプレスの成果をしっかり積み上げていきましょう。あなたのトレーニングがもっと楽しく、効果的なものになることを願っています。

1人でやり切る自信がない方へ

皆さん

「色々と情報を集めたけど、結局何をすればいいのか分からない・・・」

「人から習いたいけど、パーソナルジムは高いから失敗するのが怖い」

当サイトを運営するわたしは、結局は一般人。みなさんに伝えられる知識にも限界があります。

パーソナルトレーニングに通うことで、

  • 専門家の高度な知識により最短で、効率よくボディメイクできる
  • あなた自身もボディメイクに詳しくなれて、一生モノの知識が身につく
  • 一定金額を投資することで、そう簡単に辞められない

このように、ボディメイクの成功率は各段に高まります。

特に伸び悩んでる中級者の方や何度も挫折している人は、パーソナルに通って現状を変えることを強くおススメします。

行動や環境を変えずして現実は変わりません。

当サイトの記事を読んで明日のトレーニングに生かすか、パーソナルの体験に申し込むか、二択です。

以下の記事ではパーソナルに通うべき人はどんな人か、選択のポイントからおススメランキングまでを紹介しています。

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この記事をここまで読んだあなたはかなりの少数派です。それだけ本気だと思います。ぜひ、上記記事を読んでみてください。

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  • この記事を書いた人

とれお

管理人のとれおです。 30代筋トレサラリーマン。元ガリガリ。 ずぼらで面倒くさがり。 自分なりのペースとやり方で筋トレ歴はなんだかんだ5年。 日々忙しく、ちょっぴりめんどくさがりなサラリーマンでもカラダ改革できるよう自身の経験をもとに情報発信。

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